DPC対象病院の拡大を了承/
中医協、09年度に最大で約1400病院に
中医協・診療報酬基本問題小委員会は12月3日、DPC対象病院を2009年度に拡大させることを了承した。09年度からDPC対象病院に移行できるのは、07年度から準備病院となり2年間(通算で10カ月)にわたってデータを提出してきた約700病院。これらのすべての病院が、対象病院へ移行するための要件をクリアした場合、09年度のDPC対象病院は、現行の対象病院718病院と合わせて約1400病院となる。
同日の小委員会では、09年度にDPC対象病院に移行する際の要件について、08年度の要件と同一の基準とすることも了承した。
08年度の要件は、(1)7対1入院基本料か10対1入院基本料を算定している、(2)診療録管理体制加算を算定している、(3)標準レセプト電算処理マスターに対応したデータ提出─など。また、「調査期間の(退院患者の全データ数÷DPC算定病床) が8.75以上であること」との基準も設けられている。DPC病床1床当たりで、どれだけの患者数に対応しているかを見る基準で、DPC病床が急性期患者を治療する病床である以上、一定以上の数の患者数に対応すべきとの趣旨で設けられている。(12/4MEDIFAXより)