COPD予防・早期発見で報告書/厚労省  PDF

COPD予防・早期発見で報告書/厚労省

 厚生労働省の「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見に関する検討会」(座長=工藤翔二・結核予防会複十字病院長)はこのほど、予防・早期発見、適切な医療提供、普及啓発などの一連の施策に関する報告書を取りまとめ公表した。厚労省は「今後、本報告書を踏まえ、さまざまな健康増進に関する機会を活用し、普及啓発に取り組むなど、COPDに対する対策を進めていく」としている。

 同検討会は、COPDが予防可能な疾患であるにもかかわらず、医療従事者の中でも理解が十分ではない状況があることから、国民・医療従事者への「理解の浸透が必要」との意見で一致した。報告書では、かかりつけ医などがCOPDの疑いがある人を早期発見し、専門医が確定診断を行う連携システムや、簡易の問診票を活用しCOPDの疑いを見つけることが重要とした。今後は早期発見の手順の確立やCOPDに関する普及啓発を行っていくとした。(12/24MEDIFAXより)

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