Ｂ型肝炎訴訟で「和解協議の席に着く」／厚労相談話

　長妻昭厚生労働相は５月１４日、Ｂ型肝炎訴訟に関する談話を発表した。談話では、３月１２日に札幌地裁からＢ型肝炎訴訟の和解協議について検討の打診があったことに触れ、「国として裁判所の仲介の下、和解協議の場で話し合いを進める」とした上で「広く国民の理解と協力が得られる解決を目指したい」としている。

　また、国の肝炎対策については、２００９年１１月に成立した肝炎対策基本法を受け、Ｂ型肝炎の核酸アナログ製剤治療を助成対象に追加するなど、肝炎医療費助成の拡充や診療・検査体制の整備を進めているとした。（５/１７MEDIFAXより）