30代後半が20代後半上回る/東京都の出産年齢
東京都内で30代後半の女性の出産が増加、2009年は20代後半を初めて上回ったことが都の集計で分かった。40代の出産が占める割合も全国平均を大きく上回っていた。都の担当者は「東京は”晩産化”の傾向が進んでいる。女性の働く場が多いことも要因ではないか」としている。
集計によると09年の都内の出生数は前年比0.6%増の10万6613人。4年連続の増加で、母親の年齢別では30代前半が4万1124人、30代後半が2万7015人、20代後半が2万5318人だった。
30代後半の出産数は前年比5.6%の伸びで、全国の同年代の伸び率4.7%を上回った。また、出産全体に占める率でも25.3%と全国平均の19.6%を大きく上回った。40代の出産も全体の4.7%で、全国平均の2.9%を超えた。
厚生労働省の09年人口動態統計(確定数)によると、全国の30代後半の出産数は20万9706人で、1995年の10万53人に比べ2倍以上に増えている。【共同】(11/8MEDIFAXより)