3類型の研修カリキュラム概要案/たん吸引検討会で厚労省
厚生労働省は6月30日の「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」(座長=大島伸一・国立長寿医療研究センター総長)に、介護職員らがたん吸引と経管栄養を実施できるようにするための研修カリキュラムの概要案を提示した。試行事業の結果を踏まえ、合計3類型設けることを想定している。
厚労省が示した案では、不特定の利用者を対象とするための研修を▽たんの吸引および経管栄養の対象行為全てを行う類型▽気管カニューレ内のたん吸引と経鼻経管栄養以外を行う類型の2つに分け、特定の利用者のみに実施するための研修と合わせた3類型とした。
研修カリキュラムの概要案では、全ての類型で、テキスト学習とシミュレーター演習で構成する「基本研修」と、医師の指示に基づき看護師等の指導下で行う「実地研修」の組み合わせで行うとした。(7/1MEDIFAXより)