2020年に環境・医療で400万人雇用創出/首相「未来開拓戦略」表明
麻生太郎首相は4月9日、都内の日本記者クラブで記者会見し、環境、医療、介護などの分野で経済成長や雇用創出を図る「未来開拓戦略」を明らかにした。
「低炭素革命」や「健康長寿社会」の実現、アニメなど「日本の魅力発揮」の3つを柱に「官民による集中的な投資と大胆な制度改革を実行する」と強調。今後3年間で40兆−60兆円の需要と、140万−200万人の雇用を創出。2020年には実質GDP(国内総生産)を120兆円押し上げ、400万人の雇用機会をつくるとしている。
首相は「しっかりした医療・介護サービスを提供できれば世界に冠たる活力ある高齢化社会がつくれる」と述べた上で、介護労働者の待遇改善や施設の集中整備、地域医療の立て直しに取り組む考えを強調した。(4/10MEDIFAXより)