20・25歳、過去2年比で4倍/09年度子宮頸がん検診受診率
2009年度の子宮頸がん検診の20歳と25歳の受診率は過去2年間(07−08年度)と比較して4倍以上伸びていたことが、自治医科大産婦人科学講座の鈴木光明教授らが全国の自治体を対象に実施した調査で分かった。
鈴木教授は10月20日、東京都内で開かれた「子宮頸がん征圧をめざす専門家会議」の緊急ワークショップの中で調査結果を説明した。調査は全国1750自治体に対して実施し、有効回収数は926自治体、回収率は52.9%だった。
政府は09年度から「女性特有のがん検診」事業の一環として、20歳から40歳までの5歳刻みの年代に、子宮頸がん検診無料クーポンを配布している。09年度子宮頸がん検診クーポンの利用率について、回答のあった894自治体の利用者は合計で50万5072人で、利用率は21.3%だった。また、過去2年間の子宮頸がん受診率と比較したところ、09年度の受診率は20歳が4.4倍、25歳が4.1倍、30・35・40歳でも2倍以上に伸びていた。(10/21MEDIFAXより)