2次補正予算関連法案が成立
定額給付金や介護従事者支援、妊婦健診無料化などを盛り込んだ2008年度第2次補正予算の財源を確保するための関連法案が3月4日成立した。同日午前の参院本会議で野党の反対多数で否決されたが、憲法59条の規定に従い、午後の衆院本会議で与党が3分の2以上の賛成多数で再可決し成立した。
小泉純一郎元首相は本会議を欠席し、採決に加わらなかったが、与党側に大きな造反はなかった。
2次補正予算案のうち厚生労働省関係分は総額8986億円。後期高齢者医療制度で低所得者の保険料負担の軽減を図るため1215億円を計上したほか、09 年度の介護報酬改定に伴う介護保険料の抑制策として1154億円を盛り込んでいる。妊婦健診を現状の5回から、14回すべての無料化を進めるため790億円を盛り込んだ。(3/5MEDIFAXより)