10年度の特定健診実施率は43.3%/厚労省が速報値公表  PDF

10年度の特定健診実施率は43.3%/厚労省が速報値公表

 厚労省は3月7日、2010年度の特定健診・保健指導の実施状況(速報値)を公表した。特定健診の実施率は43.3%で、特定保健指導対象者で指導を終了したのは13.7%だった。

 特定健診の対象者数は約5219万人で、受診者数は約2259万人。保険者の種類別に特定健診実施率を見ると、最も高かったのは共済組合の70.9%で、2番目は組合健保の67.6%。一方、最も低かったのは市町村国保の32.0%で、厚労省は「組合健保・共済組合で高く、市町村国保、国保組合、全国健康保険協会、船員保険で低い二極化の構造となっている」としている。

 特定保健指導の対象者数は約406万人で、健診受診者の18.0%を占めた。特定保健指導の終了者数は約55.6万人だった。

 特定保健指導の対象者の基準の元となる内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)該当者と、内臓脂肪症候群予備群の割合は26.4%だった。(3/8MEDIFAXより)

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