09年度末の特養は6395施設/福祉行政報告例、172施設増  PDF

09年度末の特養は6395施設/福祉行政報告例、172施設増

 厚生労働省は10月20日、2009年度末時点の特別養護老人ホームの施設数が、前年から172施設増加し、全国で6395施設になったと発表した。養護老人ホームは前年比2施設増の959施設だった。都道府県など、各自治体からの報告を厚労省が集計し、「09年度福祉行政報告例(旧社会福祉行政業務報告)」にまとめた。

 特養の09年度末時点の定員総数は、前年から9815人増え、43万9087人となった。これで施設数、定員総数ともに過去10年間は増加傾向が続いている。厚労省は「全国会議などでも各自治体に継続して整備をお願いしてきており、その効果が表れているのではないか。11年度末までの3年間で特養や老健を16万床純増するという計画に沿ってこれからも取り組んでいく」(老健局高齢者支援課)としている。

 養護老人ホームの総定員数は、ほぼ横ばいの2施設増にともなって前年比55人増の6万6027人だった。

●生活保護世帯数、過去最高
 また、生活保護を受けている世帯数の1カ月平均を調べた「被保護世帯数」は127万4231世帯で、過去最高を更新した。前年に比べ12万5465世帯(10.9%)増えている。被保護世帯は高齢者世帯で最も多く、09年度末は前年比3万9221世帯増の56万3061世帯(1カ月平均)だった。(10/21MEDIFAXより)

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