08年度の特定健診、受診率は3割/市町村国保を対象に調査  PDF

08年度の特定健診、受診率は3割/市町村国保を対象に調査

 厚生労働省の「市町村国保における特定健診・保健指導に関する検討会」のワーキンググループは12月18日、全国の市町村国保を対象に実施した「特定健診等実施状況集計」の結果報告を同検討会に報告した。2009年9月時点の集計結果によると、08年度の特定健診の受診率は全国平均で30.8%だった。

 都道府県別では宮城が47.6%で最も高く、次いで東京の41.6%、富山の41.2%などだった。最も低かったのは和歌山で17.3%、次いで広島の17.6%だった。

 特定保健指導で、初回に医師らと面会などを行う「動機付け支援」の利用率は全国平均で23.0%だった。より手厚い指導を行う「積極的支援」の利用率は全国平均で19.9%だった。動機付け支援を完了した人の割合は全国平均で16.4%、積極的支援を完了した人の割合は全国平均で10.3%だった。

 集計結果と合わせて報告したアンケート調査結果によると、特定健診を外部委託している場合の委託先に、76.2%の市町村国保が「医師会・医療機関」を挙げた。(12/21MEDIFAXより)

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