黒字病院37.7%、前年比1.7ポイント減/11年の病院運営調査  PDF

黒字病院37.7%、前年比1.7ポイント減/11年の病院運営調査

 全国公私病院連盟と日本病院会はこのほど、2011年6月を対象に実施した「病院運営実態分析調査の概要」を発表した。11年6月単月の収支差に基づく黒字病院の割合は37.7%で、前年と比べ1.7ポイント減少した。

 自治体からの一般会計繰り入れなどは総収益から除外している。開設者別の黒字病院割合は自治体病院は15.4%、その他の公的病院は66.3%、私的病院は64.9%となった。

 11年6月の100床当たり医業収益は1億6359万3000円(前年6月比4.1%増)に対し、医業費用は1億6841万9000円(同4.4%増)で、医業損益差額は482万6000円の赤字。赤字額は前年(412万4000円)より若干増加した。医業収益のうち入院収入は1億931万7000円(同3.6%増)、外来収入は4827万3000円(同6.3%増)だった。医業費用に占める給与費の割合は53.9%で前年より0.1ポイント減った。

 両団体の会員3199病院に調査票を送り、回答のあった993病院分を分析した。(4/3MEDIFAXより)

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