高齢者医療制度「理解進んでいる」/水田保険局長
厚生労働省の水田邦雄保険局長は3月17日の参院厚生労働委員会で、後期高齢者医療制度について「最近の世論調査の結果を見ると、制度に対する一定程度の理解が進んできている」と述べた。古川俊治氏(自民)の質問に答えた。
水田局長は「日経新聞、日本医療政策機構の世論調査で70歳以上の高齢者の過半数が現行制度のままの存続、あるいは見直して存続という調査結果だった」と述べ、制度は定着してきているとした。
理解が進んだとする理由については、低所得者に対する保険料の軽減措置や保険料の支払い方法を口座振替も可能にしたことや、新聞・テレビによる広報の実施などを挙げた。その上で「高齢者の心情にも配慮しつつ、より良い制度への改善に向けて、引き続き幅広い議論に努めていく」とした。(3/18MEDIFAXより)