高齢者の自立支援を推進/科学技術会議、概算要求の行動計画  PDF

高齢者の自立支援を推進/科学技術会議、概算要求の行動計画

 川端達夫科学技術政策担当相と総合科学技術会議有識者議員は7月8日、各省庁が予算要求を行う前にあらかじめ重要施策を示す「2011年度科学・技術重要施策アクション・プラン」を公表した。今後の高齢化の進行を見据え、高齢者や障害者の自立支援に向けた技術開発などを盛り込んだ。

 「高齢者・障がい者の科学技術による自立支援」では、高齢者や障害者が安全に使える介護機器やサービス、介護者に負担の少ない補助機器の研究開発などを課題に位置付けた。具体的には、介護者の身体的・精神的負担を軽減する機器やシステムの研究開発を経済産業省が行い、厚生労働省は必要に応じて実証などに取り組み、早期の社会導入を目指すとした。安全認証や導入にかかわる規制・制度の整備についても、両省が連携して推進するとした。

 「革新的診断・治療法の開発による治癒率の向上」では、「がん」の治癒率向上に向けた具体的な取り組みなどを提示。早期診断のための診断機器の研究開発などに経済産業省が取り組み、厚労省・文部科学省・経産省の連携の下、画期的なバイオマーカーを探索・発見することで、精度の高い革新的な早期診断法の開発を目指すとした。(7/9MEDIFAXより)

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