高額療養費、外来も現物給付/政府、12年4月から施行  PDF

高額療養費、外来も現物給付/政府、12年4月から施行

 政府は10月18日の閣議で、外来と訪問看護についても高額療養費の現物給付を認める政令案を閣議決定した。10月21日にも健康保険法施行令などの一部改正を官報告示し、2012年4月1日から施行する。

 高額療養費制度は患者が自己負担額を支払った後、保険者に高額療養費を申請する形を取っていたが、入院についてはすでに現物給付が導入されており、患者の窓口負担が自己負担限度額までに抑えられている。今回の政令改正案は、この措置の対象範囲を外来まで広げようというもので、患者はあらかじめ保険者から「限度額適用認定証」を受け取っておく必要がある。

 高額療養費の外来での現物給付は、10年12月の社会保障審議会・医療保険部会ですでに合意されていた。(10/19MEDIFAXより)

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