高度医療1技術を承認/先進医療専門家会議
厚生労働省の先進医療専門家会議(座長=猿田享男・慶応大名誉教授)は11月11日、高度医療評価制度で承認された胃がん腹膜播種に対する「パクリタキセル腹腔内投与併用療法」の保険併用を承認した。
パクリタキセルは卵巣がん、乳がん、胃がんなどに対する静脈内投与が薬事法上承認されている。今回承認したのは、パクリタキセルを適応外使用して腹腔内に直接投与する技術。6月の高度医療評価会議で、経口抗がん剤のS−1内服とパクリタキセルの経静脈投与との併用などを条件に承認されていた。
21日間を1コースとして行い、(1)腫瘍の進行が確認される(2)有害事象により継続困難となる(3)治療の効き目があらわれ、腹膜播種や腹腔内遊離がん細胞が消失する―のいずれかの状況になるまで繰り返す。(11/12MEDIFAXより)