非正規雇用率、京都全国2位/07年就業調査
京都府の全雇用者に占めるパートやアルバイトなど非正規雇用労働者の割合が40%になり、沖縄県に次いで全国2番目の高さとなったことが7月18日までに分かった。5年前より4.5ポイント増えて1位の沖縄県に迫っており、府は「深刻な数字だ」と受け止めている。
国の2007年就業構造基本調査の府内結果から分かった。前回02年の調査時より非正規労働者が6万4200人増え、約41万人に達した。
府内の正規就業者は62万4900人と前回より1万7100人(2.7%) 減った。京都は学生が多いため以前から非正規の割合が高い傾向があるが、4.5ポイントの増加は全国平均(3.6ポイント) を上回っている。
非正規就業者では、派遣社員が2万5900人と前年より1万3000人も増えたのが目立った。契約、嘱託社員も6万8800人と1万6100人増加した。
女性の就業率は48%と、前年より1.7ポイント伸びた。結婚や出産などのため就業率が一時落ちる時期は30代後半で、女性の社会進出や晩婚化などで10年前の30代前半より遅くなっている。