非正規の割合が過去最高/男性19%、女性55%
総務省が7月3日まとめた2007年の就業構造基本調査(速報) によると、パートやアルバイトなど非正規就業者の割合が男性19.9%、女性55.2%とそろって過去最高を記録した。景気拡大を背景に、企業が労働力を確保するため主婦層や団塊の世代の非正規雇用を増やした結果とみられる。
就業者数は、女性と団塊の世代に当たる60歳前後の男性を中心に、02年の前回調査から96万8000人増加して6597万8000人となった。このうち自営業者などを除いた雇用者数は5326万3000人(正社員など正規雇用者3432万4000人、非正規1893万9000人)。
女性は就業率が48.8% (前回47.9%)、就業者数は2780万2000人で過去最多。男性の就業率は、50代後半で90.4% (同89.2%)、60代前半で73.0% (同65.8%) に達したが、男性無業者も31万6000人増えた。【共同】