震災後10年間の復興計画を策定/福島県
福島県は東日本大震災後の復興に向けて今後10年間の具体的な取り組みや主要事業を示す「福島県復興計画(第1次)」を策定し、2011年12月28日に公表した。12項目の重点プロジェクトに「県民の心身の健康を守るプロジェクト」と「医療関連産業集積プロジェクト」を盛り込んだほか、主要事業として多くの医療関連事業を記載した。被害状況を踏まえて県内を「相馬」「双葉」「いわき」「中通り」「会津」の5エリアに分け、各エリアで重点的に取り組むプロジェクトも記載した。
復興計画の内容について議論した福島県復興計画検討委員会には、医療関係者から横山斉・福島県立医科大付属病院副院長と星北斗・福島県医師会常任理事の2人が参加していた。福島県は今回の復興計画を「第1次」と位置付け、原子力発電所事故の収束状況も見ながら適時見直しを行う方針。毎年度点検を行い、第三者機関の評価を受けて適切な進行管理に努めるとしている。(1/10MEDIFAXより)