難病患者の支援強化を要望/民主党の難病対策推進議連  PDF

難病患者の支援強化を要望/民主党の難病対策推進議連

 民主党難病対策推進議員連盟(会長=岡崎トミ子参院議員)は6月16日、難病や慢性疾患を持つ患者の支援強化などを盛り込んだ「2010年度政策要望書」を厚生労働省に提出した。厚労省の「新たな難治性疾患対策の在り方検討チーム」での生産的な議論や、難病・慢性疾患患者に対する福祉サービスの拡充などを要望している。

 4月に発足した厚労省の「新たな難治性疾患対策の在り方検討チーム」について「大変期待している」と評価し、さまざまな難病・慢性疾患患者の声を聞く機会を早期に設けるよう要望。また、同検討チームと「厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会」、内閣府の「障がい者制度改革推進会議総合福祉部会」の間での情報共有と連携を促進し、整合性のある結論が得られるよう、長妻昭厚生労働相から事務方へ指示するよう求めた。

 現行制度では障害者手帳の給付を受けられない難病・慢性疾患患者について、福祉のニーズや雇用の実態調査も早急に実施するよう要望。介護保険や障害者自立支援法、難病居宅生活支援事業の対象となっていない難病・慢性疾患患者が、必要に応じて家事支援や身体介護を受けられる仕組みを創設する必要性も指摘した。(6/17MEDIFAXより)

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