難病の調査・研究に新分野創設/厚労省
現在123疾患を対象に行われている難病の調査・研究事業について、厚生労働省は2009年度から、対象疾患を130疾患に拡大した上で、極めて希少な疾患の情報収集や解析を行い疾患像を整理する新たな研究分野を創設する。2月10日、厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会に概要を提示した。
厚労省は09年度予算案で、難病の調査・研究事業費として、前年度当初比の約4倍に当たる100億円を計上している。
厚労省健康局疾病対策課によると、調査・研究事業の対象疾患に下垂体機能低下症やクッシング病など7疾患を追加。さらに、既存の「重点研究」「横断的基盤研究」「臨床調査研究」の3分野に加え、新たに「研究奨励」「未知疾患情報探求」の2分野を創設する。(2/13MEDIFAXより)