離島でのネット販売「規制猶予を延長」/大塚副大臣
一般用医薬品のネット販売の規制で、離島に住む人を対象に規制を一部猶予する経過措置が5月末で切れる問題について、厚生労働省の大塚耕平副大臣は3月24日、参院厚生労働委員会で「延長という方向で大臣にお諮りした上で厚労省としての方針を決定していく」と述べ、経過措置を延長する考えを示した。
一般用医薬品は健康被害が起きるリスクの高い方から「第一類」「第二類」「第三類」に分類されており、リスクの最も低い整腸薬など「第三類医薬品」に限ってネット販売ができる。ただ、薬局や薬店のない離島に限っては、2011年5月末まで解熱鎮痛薬など「第二類医薬品」も一定の条件の下でネット販売の対象となっている。
大塚副大臣は「5月末までの暫定的な措置は離島にお住まいの皆さんの利便性を考えてのことだ」と述べ、延長を大臣に進言する考えを示した。(3/25MEDIFAXより)