障害者基本法改正へ2次意見/内閣府・障がい者制度改革会議
障害者基本法改正に向けて議論している内閣府の障がい者制度改革推進会議(議長=小川榮一・日本障害フォーラム代表)は12月17日、改正に向けての第2次意見を取りまとめた。第2次意見は「今後、政府においては、基本法の改正に向けた検討・調整がなされていくものである」とした上で、「(第2次意見の)内容が最大限に踏まえられたものとなるよう期待する」とした。障害者基本法改正案は2011年の通常国会へ法案提出を予定している。
第2次意見の健康・医療の分野では、基本法に盛り込むべき視点として▽難病などへの調査研究の推進▽人権尊重の観点を踏まえた適切な精神医療の体制整備▽日常生活での医療的ケアが介助者などによって行える体制の整備―などを挙げ、障害者の人権を確保しつつ必要な医療が提供されるための施策を政府に求めた。(12/20MEDIFAXより)