金銭的理由5%は「調査対象に偏り」と批判/民主・肝炎対策本部
肝炎患者がインターフェロン治療を断った理由として「お金がかかるから」が5%にすぎないとする厚生労働省研究班の調査結果について、3月3日の民主党B・C型肝炎総合対策推進本部は、出席議員から調査対象が偏っているとの批判が相次いだ。
患者のアンケートを取った病院が28の国立病院などとなっている点について、梅村聡参院議員は「専門医のいる国立病院まで来る患者だけを対象にした調査では対象が偏っている」と述べ、一般の肝炎患者の心情を調べる調査としては不適切だとした。
また、薬害肝炎全国原告団の山口美智子代表は「調査は一部の人を対象にしたもの。病院へも通えない患者もいるのに調査対象に含まれていない」と批判した。
厚労省健康局疾病対策課肝炎対策推進室の正林督章室長は「専門医だからこそきちんと説明しアンケートを採っている」とし、調査結果はバランスが取れていると説明した。(3/4MEDI FAXより)