金融共済委員会/年金分科会の概要
11月21日に金融共済委員会・保険医年金分科会を開催した。本分科会は、毎年11月に開催され、保険医年金受託生保各社も参加し、幹事会社である三井生命から保険医年金の決算報告を受けることになっている。2011年度の決算報告の概要は以下の通りである。
加入状況は、全国で月払が加入人数で対前年比99.3%、加入口数で対前年比99.6%と若干の減少がみられた。しかし、一時払では加入人数で対前年比101.6%、加入口数で対前年比104.3%と増加した。京都においては、月払・一時払とも減少となったが、全国的には一時払が月払に比べ元本割れ期間が短く、受託生保各社の安定した運用が予定利率に反映され1.259%となっていることから、多くの加入をいただいた。また、先生方の積立金は、毎年決算時に責任準備金として積み立てられており、約1兆1714億円となっている。この責任準備金は、積立金のほぼ100%を確保している。京都は保険医年金の発足協会であるため、加入者一人当たりの平均積立金額も全国一高い。しかし近年、若い会員の加入が低迷を続けている。保険医年金は理事者が会員のために作り上げてきた制度であり、安定と安心を常に追求している。そのため会員にとってこれほど安心して加入いただける制度はない。来春の普及は、2013年4月1日より開始する。ぜひ多くの会員の利用をお願いしたい。