重要課題枠「1500億円獲得目指す」/再任の舛添厚労相が意欲

重要課題枠「1500億円獲得目指す」/再任の舛添厚労相が意欲

 福田康夫改造内閣で再任された舛添要一厚生労働相は8月1日、厚労省内で会見し、2009年度予算に「重要課題推進枠」として設定された3300億円について「大きな数字かもしれないが1500億円の獲得を目指し政策的経費に充てたい」と述べ、必要な財源の確保に全力で努める決意を示した。

 舛添厚労相は会見で、再任に当たり「『5つの安心プラン』を具体化し、医師不足や介護の問題、厚労行政の改革などを進め、持続可能な社会保障制度を円滑に構築することを福田首相に指示された」と明かした。

 また、首相官邸での会見では「産科や小児科、外科、救急などの医師に直接的な手当てをすることで、国民が安心できる医療体制を構築したい」と医師への直接的な財政支援についても言及。医薬行政については「許認可行政が多いほど、業界との癒着がある」と指摘し、「ゼロから組織を見直し、(厚労省職員に) 国民のために仕事をしているという意識を持ってもらえるよう徹底的に改革を進めたい」と述べた。

 福田改造内閣では、財務相に伊吹文明自民党前幹事長が、経済財政担当相に与謝野馨前官房長官がそれぞれ起用された。また、二階俊博前総務会長が経済産業相に就任。文部科学相として鈴木恒夫氏が初入閣した。(8/4MEDIFAXより)

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