重要課題への対応で「無駄の徹底排除を」
/09年度予算全体像で民間議員
経済財政諮問会議の民間議員は7月22日の会議で、2009年度予算の全体像取りまとめに向けた意見を提出した。社会保障に関しては国の一般会計のうち2200億円の自然増分抑制をうたう一方、医師不足対応や救急医療体制の整備など「生活者が真に求める重要課題」については、一般・特別会計の無駄の削減や政策の棚卸しによって財源を捻出して充てることを主張した。全体像は次回の会議で決定する。
社会保障制度の効率化の方向性として、後発医薬品の使用促進などをうたった。重要課題への対応策として、公益法人への支出を3割削減することを目標に掲げるとともに、独立行政法人や特別会計などの見直しを進めることも主張。09年度予算の概算要求までに各省庁に徹底させるよう求めた。(7/23MEDIFAXより)