配置なし有床診、9割が「めど立たず」/北海道の栄養管理体制
北海道保険医会が2月1日発表した「管理栄養士配置義務化アンケート」の結果によると、管理栄養士を配置していない北海道内の有床診療所の9割が管理栄養士の確保について見通しが立っていないことが明らかになった。
アンケートは道内の有床診を対象に2012年11月に実施し、回答数は186件(回答率39.7%)だった。集計結果によると、有床診で管理栄養士(非常勤も可)を配置している施設は27.9%にとどまり、残りの72.0%の施設では配置していなかった。配置なしの施設のうち、2014年3月末までの経過措置期間中に管理栄養士を確保できるかどうかについて「可能と思う」と回答した施設は7.5%にとどまった。一方で「不可能と思う」は51.5%、「分からない」は38.1%で、これらを合わせた9割の施設で雇用確保の見通しが立っていないことが分かった。「不可能と思う」と答えた施設は札幌市内では37.1%だったが、市外では56.3%となり、地域差も目立つ結果となった。(2/4MEDIFAXより)