軽症の時間外受診で上乗せ/前橋の病院が12月から導入

軽症の時間外受診で上乗せ/前橋の病院が12月から導入

 前橋赤十字病院(前橋市) は9月11日、入院の必要がないのに夜間や休日など時間外に救急受診した場合、診療費のほかに3990円を徴収する制度を12月1日から導入すると発表した。安易な受診を抑え、重症患者の受け入れを強化するのが狙いで、同様な制度は徳島赤十字病院(徳島県小松島市) が4月から実施している。

 入院が必要と認められたり、「緊急性がある」と認められた患者、ほかの病院から救急外来受診のための紹介状を持参した患者は徴収しない。だが、救急車で来院しても「緊急の処置が必要ない」と判断した場合は徴収する。前橋赤十字病院の救急外来は2007年度、年間約2万4000人が利用したが、うち約1万9000人は軽症だった。同病院の担当者は「本当に重症の患者を断らずに診るためと、高度救命救急センターとしての役割を果たすための制度だ」としている。【共同】(9/12MEDIFAXより)

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