貢献加算「準夜帯の対応は必要」/足立政務官  PDF

貢献加算「準夜帯の対応は必要」/足立政務官

 2010年度診療報酬改定で新設された再診料の「地域医療貢献加算」について、厚生労働省の足立信也政務官は3月11日の参院予算委員会で「今、患者さんが非常に多いと言われている準夜帯の対応は少なくとも必要」と述べた。梅村聡氏(民主)の質問に答えた。

 厚労省は、同加算を算定できるのは「24時間、電話などに対応できる体制を整えている診療所」と説明している。「24時間」のとらえ方について足立政務官は「少なくとも標榜時間外でも対応できるということにとどめておいて、(患者が)集中する時間帯は当然あるわけだから、そこの要件が大事になってくるのではないかと思っている」と述べた。

 梅村氏は「夜間や休日の輪番制をきちんと機能させる方が重要度が高いと思う」とし、「公益活動にもう一度、多くの医師に参加してもらう。医療コミュニティーを再構築することが最重要だ」と指摘。地域医療貢献加算に対して「どうも個々の人が疲れるだけなのではないか」と懸念を示した。(3/12MEDIFAXより)

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