財政再建で「社会保障の基盤を確保」/仙谷国家戦略担当相
政府の「中期的な財政運営に関する検討会」は1月25日、初会合を開き、中長期的な視点に立った財政健全化に向けて議論を開始した。仙谷由人国家戦略担当相は同日の会合であいさつし「社会保障をはじめとする公共サービスの基盤を確保していかなければならない。そのための新しい財政や予算をつくらなければならない」と述べ、社会保障の充実に向けて財政健全化に取り組む姿勢を示した。
同検討会で扱うテーマについて、古川元久国家戦略室長は同日の会合終了後、記者団に対し「『中期財政フレーム』と『財政運営戦略』の枠組みをこの検討会で議論する」と説明。今後の進め方に関しては「おおよその論点整理を年度内をめどにやっていきたい。それを踏まえて具体的な数値なども含めた検討に入り、今年前半をめどに(取りまとめを)考えている」とした。(1/26MEDIFAXより)