議員80人以上が議連に加入/一般薬ネット販売「慎重な対応を」  PDF

議員80人以上が議連に加入/一般薬ネット販売「慎重な対応を」

 一般用医薬品のインターネット販売などに慎重な姿勢を示す「安心・安全な薬とサプリメントを考える議員連盟」が3月4日、民主党内に発足した。会長には樽床伸二元国会対策委員長、最高顧問には鳩山由紀夫前首相が就任。事務局長は、ドラッグストアなどを経営するヒグチ産業社長の樋口俊一衆院議員が務める。事務局によると、80人以上の国会議員が加入する予定だという。参院議員会館で開かれた議連設立総会で、樽床会長は「薬はわれわれの健康に大きな影響を与えるものであり、しっかりと管理しながら国民の健康を守っていく。その使命が政治には必要だと認識している」と語った。

 一般薬のネット等販売規制の緩和は、政府の行政刷新会議「規制・制度改革に関する分科会」が1月に示した中間取りまとめ改革案の1つ。この日の設立総会では、行政刷新会議に対する意見書を発表。意見書では▽ネット等販売の容認は時期尚早▽2009年6月の改正薬事法施行から2年足らずなのに、規制緩和を実施すれば朝令暮改と批判を受ける▽一般薬の販売従事者の雇用を危うくする▽規制・制度改革分科会に国民・消費者の声が反映されていない―などと主張している。(3/7MEDIFAXより)

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