診療所と病院の配分「目的に沿って進んでいる」/日医、メディアスで見解  PDF

診療所と病院の配分「目的に沿って進んでいる」/日医、メディアスで見解

 日本医師会の中川俊男常任理事は1月14日の定例会見で、厚生労働省の「最近の医療費の動向」(メディアス)の2008年9月分に対する見解を示した。中川常任理事は、08年4−9月の医療費総額(休日など補正後)を金額換算すると、病院は約2310億円増、診療所は約240億円増となり、差額が2000億円強になると説明。「病院勤務医の負担軽減という08年度診療報酬改定の目的に沿って、医療費が配分されている」と推察した。

 また、年齢階級別に見た1人当たり医療費の伸び(休日など補正前)では、稼働日数が前年より1日多いにもかかわらず、70歳以上が0.4%増にとどまっていると指摘。「診療報酬改定マイナス0.82%の影響もあるが、それ以上に受診抑制が起きているのではないか」との懸念を示した。(1/15MEDIFAXより)

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