診療報酬早期化、紙レセ対応に苦慮/社保審・医療保険部会  PDF

診療報酬早期化、紙レセ対応に苦慮/社保審・医療保険部会

 厚生労働省は10月27日の社会保障審議会・医療保険部会(部会長=糠谷真平・国民生活センター顧問)で、レセプト電子請求の進展に伴う診療報酬の支払い早期化に関する検討状況を報告した。審査支払機関からは、システム改修に伴いコストが掛かるとの指摘や、紙レセプトと混合している中での対応は困難との意見が出ていると説明した。

 国保中央会は、紙レセプトについても電子レセプトと同様に早期化する方針で検討しているが、国保連に対し厚労省が示した案で実施可能かどうか調査しているという。社会保険診療報酬支払基金は、紙レセプト分の早期化は「困難だが引き続き検討する」と説明した。

 保険者については、市町村国保は厚労省が、健保組合は健保連が調査していると報告。健保連は、電子レセプトと紙レセプトが混在する中で「支払いが月2回となるような対応は困難」としている。(10/28MEDIFAXより)

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