診療報酬体系 内保連工藤代表 「物から人へ」の転換を  PDF

診療報酬体系 内保連工藤代表 「物から人へ」の転換を

内科系技術評価の確立を目指して

 協会は1月24日、内科系学会社会保険連合代表の工藤翔二氏を講師に、「内科系医療技術の評価と内保連の立場」と題した第655回社会保険研究会を開催した。内保連は、㈰診療報酬改定に際して加盟学会の意見を取りまとめ厚労省に提案をすること㈪現行診療報酬体系の中で評価されていない、あるいは評価不十分な内科系医師の技術評価の確立 を活動の柱にしている。講演では、実際の取りまとめの進め方やその成果、内科系技術評価確立に向けた様々な取り組みについて聞いた。
 講演は、協会・保団連で取り組む診療報酬改善運動を組み立てる上で、大変示唆に富んだ内容であった。加えて質疑では、協会が取り組んでいる処方料・薬剤料・処方せん料の7剤以上減額の改善運動に対して、現状薬価差益はほとんどなく、減額する意図は薄れているが、そこをさらに進んで前進させるには、例えば退院後の処方を引き継ぐケースが多いことについて、剤数や診療科種別、病床規模などの実態の把握が必要ではないかとの助言をいただくなど、大変有意義な研究会となった。
 当日の模様は、保険医専用サイトで動画を配信しているので、是非ご覧いただきたい。また、当日の配布資料はグリーンペーパー2月号に掲載しているので、併せてご覧いただきたい。

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