訪問リハ、医療機関が広く利用/理学療法士協会らが調査
日本理学療法士協会と日本作業療法士協会は11月12日、2008年春に実施した訪問リハビリテーション実態調査の結果を報告した。調査結果は、独立型の訪問リハビリテーション提供機関は地域の医療機関から広く利用者の紹介を受けていると結論付けている。両協会は、同日開かれた公明党の厚生労働部会と介護保険制度改革委員会の合同会議で説明した。
両協会は、訪問看護ステーションからの理学療法士と作業療法士の訪問状況について、28法人を対象に調査。うち回答があったのは23法人(有効回答率82.14%) だった。調査対象月は08年4月。
指示書を交付した医療機関は2446施設で、病院が34.59%、診療所が65.41%。これまで病院は療法士の雇用が多いと考えられていたが、両協会は、相当数の利用者を訪問リハビリテーション提供機関に紹介していることが分かったとしている。訪問リハビリテーションの利用者総数は4855人。1医療機関当たりの利用者数は1.98人だった。
指示書を交付した医師は3171人で、医師1人当たりの利用者数は1.53人だった。(11/13MEDIFAXより)