複数科受診、影響額は446億円/日病協調査  PDF

複数科受診、影響額は446億円/日病協調査

 日本病院団体協議会は10月27日、加盟団体の会員病院を対象に実施した同一医療機関での複数診療科受診に関する状況調査結果を公表した。初再診料を算定できなかった患者は、200床未満の病院で8.7%、200床以上の病院で11.5%だった。2009年の外来患者延べ数にこの割合を掛けて、それぞれに再診料(69点、200床以上は外来診療料70点)を算定したと仮定した場合の影響額は373億円と試算した。さらに1床当たりの影響額から試算した場合は446億円になるとした。

 中医協総会で、西澤寛俊委員(全日本病院協会長)が報告した。西澤委員は「このくらいの財源であれば、ぜひ算定を認めてほしいと思っている」と訴えた。

 10年7月の状況について、2529病院に調査票を送り674病院から回答があった。初再診料の算定状況については666病院分を集計した。(10/28MEDIFAXより)

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