被保険者証返還、18歳未満は対象外に/民主NC、救済法案提出を了承
国保の保険料を滞納したため被保険者証が取り上げられ、子どもに受診抑制が起こっているとされる問題について、民主党次の内閣(NC) は10月29日の閣議で、18歳未満を被保険者証返還の対象から除く「国民健康保険法の一部を改正する法律案要綱(案)」を了承した。直嶋正行政策調査会長は閣議後の記者会見で「早急に法案化して国会に提出したい」と述べた。
国保保険料の滞納が1年以上続いた場合、市町村国保は被保険者に被保険者証の返還を求め、代わりに被保険者資格証明書を発行する。滞納分の保険料を払うなどの改善が見られるまで、医療費は一時的に全額自己負担となる。このため滞納について責任のない子どもまで医療を受けるのが困難となる現状が指摘されている。(10/30MEDIFAXより)