被ばく線量に応じ検査実施/原発作業員の健康管理で報告書  PDF

被ばく線量に応じ検査実施/原発作業員の健康管理で報告書

 厚生労働省の「東電福島第一原発作業員の長期健康管理に関する検討会」(座長=相澤好治・北里大副学長)はこのほど報告書を取りまとめ、9月26日に公表した。作業員の健康情報などを登録するデータベースの構築と、被ばく線量に応じた検査の実施などを基本的な方針として盛り込んだ。

 データベースについては、氏名などの個人識別情報のほか、緊急作業に従事した前後の被ばく線量、緊急作業での作業内容、健康診断結果などの健康状態に関する情報を登録できる仕組みを想定。作業員本人が、自分の情報を参照できる仕組みとすることも盛り込んだ。

 長期的な健康管理の在り方については、事業者が緊急作業に当たった作業員を対象に被ばく線量に応じた検査を実施するとした。離職した緊急作業従事者らについては、国が健康相談や保健指導、被ばく線量に応じた検査などを実施するとした。(9/27MEDIFAXより)

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