薬価引き下げ分を本体に/次期診療報酬改定で佐藤医療課長
厚生労働省保険局医療課の佐藤敏信課長は8月2日、全国有床診療所連絡協議会総会で講演し、2008年度診療報酬改定と社会保障費2200億円削減方針との関連性について「長年にわたって薬価の切り下げ分などを技術料に振り分けるのは不文律となっていた。前回改定時は2200億円削減方針があったため、薬価切り下げ分などが削減の一部に充てられた」と解説した。2200億円削減が撤回された次期改定については「理論的には、薬価引き下げ分などを診療報酬の引き上げ分に充てることが可能となる」と述べた。(8/4MEDIFAXより)