自由詩欄が最終回  PDF

自由詩欄が最終回

 本紙の「文芸欄」は、今号をもっていったん終了します。

 「自由詩コーナー」で1991年9月から選者を務めていただいた谷口謙先生に感謝の念を込めて、投稿者を代表して3人の方からメッセージをいただきました。

谷口先生との20年 門林岩雄

 平成3年9月、京都保険医新聞に詩の欄が開設され、谷口謙先生が選者を担当してくださいました。投稿した「クヌギの木」が採用された時の喜びは、今でも忘れられません。枕元に新聞を置いて寝ました。その後、毎月採用していただき、それを励みとして、詩作を続けてきました。谷口先生の選は大いに参考にさせていただきました。とにかく、平凡では駄目、自分なりの発見がないといけないと肝に銘じてきました。私は谷口先生に育てていただきました。この欄が終わるのは残念でなりませんが、先生には今後もお元気で、弟子の鈍牛の歩みを見守ってくださいますように。

謝辞 加藤善郎

 協会のご配意で二十年、その新聞に「詩」「歌」「句」の投稿欄が設けられました。会員各位は意欲的にご投稿、私もその凡てに……、周知の栄もいただき、先ずは厚く御礼申し上げます。

 「詩」選者の谷口謙先生には、お人柄どおりの真摯なご指導、ご助言も…、ただ最近は「常連の同人誌」のようになったね…と。それが今年限りの終焉には、少し寂しくなりますが、止むを得ません。谷口先生、協会文化部の皆さま、長年ありがとうございました。重ねて厚く御礼申し上げます。

本欄が詩作のきっかけに m.

 詩をつくるきっかけとなったこのコーナー、恥ずかしながらとにかく続けて作品を出そうと頑張りました。連作を通じて、いろいろ表現を試みたつもりでしたが、至らずじまいで難しさを痛感しました。同時に、詩作の喜びも知ることができました。いつも暖かい助言をいただいた選者の谷口先生に深く感謝致しますとともに、欠かさずこのコーナーに投稿された方々にも励まされたことを感謝申し上げます。

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