自らを見つめる良い機会に 接遇マナー研修会を開催
楽しく・わかりやすく・ためになると、毎回多くの参加者から好評をいただいている“中級コース”医院・診療所での接遇マナー研修会を9月12日に開催した。有限会社アミスの協賛で、46人が参加。本研修ではすっかりおなじみとなった元日本航空客室乗務員の茂木治子氏を講師に、仕事の進め方・仕事の管理の基本・個人の目標と組織の目標との調和、良いコミュニケーションとは―などについてゲームも取り入れながら研修した。以下に当日参加した方の参加記を紹介する。
人として大切なことを学んだ研修会
中央診療所(中東) 山添典子
今回の接遇マナー研修に参加できることになり、ゲームを交えた講習ということで、とても楽しみにしていました。
茂木先生は、まず明るく「はい!」と返事することの大切さをおっしゃいました。当たり前のことでとても簡単なことですが、それさえ、おろそかになっていることにまず気付かされることから始まりました。
コミュニケーションを促進する要素は、言葉だけでなく、表情や態度など言葉以外のもの、特に相手と目を合わせることがいかに大事かということを教えていただきました。日頃せわしなく働いていると、目の前に相手がいても下を向きながら言葉を発していたりすることがあり、大いに反省する点でした。
講習はお話だけではなく、ゲーム形式の実践的なものでも進められ、印象深かったのは、6人グループで、いろんな形に切り取られた紙を合わせて、何かの形を作り上げるというものです。完成の形は教えてもらえません。どんなものか分からないものを作り上げるというのは思いのほか難しいです。それでも、グループで取り組んでいると、自分だけでは浮かんでこないアイデアや意見が次々に出てきて、形を作り上げることができました。
このゲームによって、目標は具体的に定め、それに向かってチームでコミュニケーションをとりながら、仕事に取り組むことがいかに大事かということを感じ取りました。
最近、本屋の店頭には、人付き合いについての本や仕事のスキルを上げるハウツー本があふれかえっています。しかし、読んでいるだけでは全く意味がなく、どんどん実践し、行動していくことが大切だと今日の研修会を通して思わずにいられません。
今回は医療従事者のための研修会でしたが、業種にかかわらず、まず人として大切なことを改めて学ぶことができたと思います。このような機会を与えられ、とてもうれしく思い、感謝いたします。