臨床研修評価でWG設置/医道審・臨床研修部会
厚生労働省の医道審議会・医師分科会医師臨床研修部会(部会長=相川直樹・慶応大名誉教授)は7月7日、臨床研修制度の評価についてワーキンググループ(WG)を設け、実施状況や地域医療への影響などについて議論していくことを決めた。2010年10月ごろに第1回のWGを開催し、12年中にも検討結果を部会に報告する。WGからの報告を受けた部会では、13年には制度全般の見直しを検討する予定。
WGは有識者10人程度で組織する。ヒアリングやアンケートのほか、臨床研修病院への訪問調査などを行って実態を把握し、論点を整理する。厚労省が臨床研修修了者を対象に行ったアンケート結果も10年度中に示される予定で、参考とする。委員からは評価に当たって、基礎医学者の推移や大学院進学者の実態を把握するよう求める声が上がった。(7/8MEDIFAXより)