臨床研修の弾力化モデル事業、40病院を決定/厚労省
厚生労働省は2009年度から実施する臨床研修プログラムの弾力化に関するモデル事業に参加する40大学病院を決めた。40大学病院が実施するモデル事業の「特別コース」は全体で124プログラム。募集定員は397人となった。40大学病院の医師臨床研修の総定員数は2344人。このうち約17%の研修医が特別コースに取り組むことになる。
モデル事業は、医師不足の解消が狙いで、内科や外科、救急、小児科、産婦人科など、著しい医師不足で特に支障が生じている診療科を重点診療科とする特別コースを設け、研修期間を伸ばすなど、臨床研修プログラムの弾力化を図る。短期的な医師不足対策として期待されているほか、モデル事業によって得られたデータは医師臨床研修制度見直しに向けた基礎資料とする。(8/29MEDIFAXより)