臨床研修たたき台「研修期間の短縮につながりかねない」/保団連
保団連は2月9日付で、厚生労働省と文部科学省が合同で設置する「臨床研修制度のあり方等に関する検討会」が2日に示した「まとめの骨子(たたき台)」に対する意見を公表した。たたき台で、2年間の必修科目を7科目から3科目に削減し、必修期間を約10カ月とする方向性を示したことに対し「実質的な研修期間の短縮につながりかねない」と指摘。臨床研修制度の導入から約5年という期間では、制度導入の成果を十分に検証できないと主張した。その上で、(1)身分保障、(2)経済保障、(3)研修保障─の充実の観点から現行制度と医学部教育を見直すよう求めた。(2/13MEDIFAXより)