脳卒中の集中治療、本格運用/舞鶴医療センター  PDF

脳卒中の集中治療、本格運用/舞鶴医療センター

 京都府舞鶴市行永の舞鶴医療センターはこのほど、早期の適切な治療が効果的とされる脳卒中の集中治療室(SCU)を府北部で初めて設置し、本格運用をスタートした。

 脳卒中は、京都府の死亡原因の第3位を占め、早期対応が重要な病気。府は保険医療計画で、設備などの基準から同センターを府北部唯一の急性期医療を担う医療機関と明記しているが、専門医の確保と、回復期までの治療連携が課題という。

 舞鶴市の医療体制を議論した「地域医療あり方検討委」でも充実を求めており、同センターは2008年10月、院内に24時間対応できるSCUを設けた。6床で、脳外科と神経内科の医師や看護師らでつくるチームが常駐。府北部や福井県嶺南地方から月35人ほどの患者がSCUで診断や治療を受けている。

 今後はリハビリなど回復期治療で他の医療機関との連携を目指す。

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