肝炎医療費助成、受給申請は約3万人/当初見込み大きく下回る見通し  PDF

肝炎医療費助成、受給申請は約3万人/当初見込み大きく下回る見通し

 B型、C型肝炎患者を対象に行われているインターフェロン治療の医療費助成制度で、2008年度上半期(4−9月)の受給者証交付申請者数は2万9593 人にとどまっていることが、厚生労働省健康局肝炎対策推進室のまとめで分かった。このうち、実際に受給者証の交付を受けた人は2万6529人。制度開始当初に見込んでいた年間10万人を大きく下回る見通しだ。

 同室によると、受給者証の交付申請件数は6月の6702人をピークに減少を続け、9月は3171人にとどまった。

 受給者証の交付件数を自己負担額の上限月額別に見ると、1万円が1万2827人(48.4%) 、3万円が8933人(33.7%)、5万円が4769人(18.0%)だった。

 同室は「インターフェロン治療の一層の促進を図るため、助成制度の周知や肝疾患診療体制の構築などの総合対策に取り組んでいく」としている。(3/2MEDI FAXより)

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