老人医療費、最低は18年連続で長野/全国平均4.5%の伸び  PDF

老人医療費、最低は18年連続で長野/全国平均4.5%の伸び

 2007年度の都道府県別1人当たり老人医療費が最も低かったのは、18年連続で長野だったことが、厚生労働省保険局調査課のまとめで分かった。一方、最も高かったのは福岡で、両県の差は1.51倍となった。全国平均は86万9604円で前年度比伸び率は4.5%増だった。詳細は「07年度老人医療事業年報」に掲載し、各都道府県に送付した。

 1人当たり老人医療費を低い順に見ると、長野71万5564円、新潟71万8808円、岩手72万5208円。高い順では福岡108万2157円、北海道103万7061円、高知103万1170円で、いずれも前年度と順位に変化はなかった。

 都道府県別で対前年度の伸び率は、滋賀、徳島、石川、宮崎がいずれも5.7%増。逆に伸び率が低かったのは鳥取、富山の2.4%増で、青森の3.1%増が続いた。

 1人当たり老人医療費(全国平均)の内訳は、入院43万2209円(前年度比4.8%増)、入院外39万9265円(同4.4%増)、歯科2万5917円(同1.1%減)、老人訪問看護1844円(同11.1%増)など。(9/2MEDIFAXより)

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