総損益、医業損益ともに赤字/日病など、09年の病院運営調査
全国公私病院連盟と日本病院会は3月23日、2009年6月に調査した「09年病院運営実態分析調査の概要」を発表した。100床当たり収支金額では6月中の総収益は1億4974万円、総費用は1億5952万円となり、総損益差額で977万円の赤字だった。また、医業収益は1億4653万円、医業費用は1億5533万円で、医業損益差額でも880万円の赤字となった。
医業費用の内訳を見ると、給与費は8174万円、材料費が3890万円(うち薬品費2296万円)、経費が2370万円(うち委託費1155万円)だった。
常勤職員の1人当たり平均給与月額を職種別に見ると、医師が104万8000円、看護師が35万1000円、看護業務補助者が20万6000円、事務職員が33万3000円だった。
医師1人1日当たりの診療収入は入院が23万2000円、外来が10万9000円で、取り扱い患者数は入院が平均6.7人、外来が平均10.7人だった。
病院運営実態分析調査は全国公私病院連盟と日本病院会が毎年6月に、病院の運営管理や診療報酬体系の改善に向けた資料を得ることを目的に実施している。3372病院の加盟病院に調査票を送付し、回答のあった1162病院の結果を分析した。(3/25MEDIFAXより)