総会質疑応答(概略)  PDF

総会質疑応答(概略)

■情勢報告及び基本方針(案)について

 梅山信代議員(乙訓) 基本方針(案)については、基本的には賛成だ。しかし、「神戸国際フロンティアメディカルセンター」の記述については誤解を招く恐れがあるので、削除してほしい。

 垣田さち子理事長 表現が不適切ということであれば、変更させていただきたい。

 田代博代議員(右京) 最近、「健康寿命」という言葉を耳にする。女性だと、平均寿命よりも10年以上前から非健康な状態が続いているとのことだ。自院の患者をみても、確かに服薬や処置等を受けている患者はいるが非健康な状態ではない。我々医療者が不適切な医療行為をしているかのような誤解を招く表現で、協会としても今後も追及していただきたい。

 山本昭郎代議員(下京西部) 総合診療専門医は本当に専門医なのか疑問だ。個人的には専門医だとは思っていない。日本専門医機構に対して公開質問状などを出し、対応してほしい。

 吉中丈志理事 ご指摘の日本専門医機構は、総合診療専門医を新専門医制度の中に組み込んだが、これまで協会が議論してきた、例えば保険医としてのあり方や、保険医の社会的な活動については一切含まれていないと認識をしている。そういう点ではしっかり意見を申し述べていきたいと思っており、しかるべき対応をしていきたい。

 渡邉賢治副理事長 協会は総合診療専門医の問題で、1年を通して会員との意見交換を行う開業医フォーラムを企画実施している。ぜひ多くの会員各位の参加をお願いしたい。

 垣田理事長 2016年10月に国立京都国際会館で保団連医療研究フォーラムを開催する予定だ。フォーラムの大きなテーマとしてこの問題を取り上げ、シンポジウムを開催したいと考えており、重ねて会員各位のご協力をお願いしたい。

■顧問委嘱について

 岡所明良代議員(与謝)顧問という職務はどこに規定しているのか。また、この2年間の具体的な実績を教えてほしい。顧問の職務については、総括的に明記したほうがいいと思う。ぜひ、理事会で検討してほしい。

 垣田理事長 理事会運営の各課題について、顧問にはいろいろとサポートいただいている。今後も幅広くご助力いただきたく、協会活動全般に意見具申をしていただくという程度の表現にとどめたい。職務内容を表記するかどうかも含め検討したい。

■決議(案)について

 田代代議員 文案に「公的責任」という文言があるが、国あるいは都道府県、どこの公的責任を指しているのか。また、集団的自衛権については、多くの憲法学者等が憲法違反であると主張している。「憲法違反の」という文言を文頭につけてはどうか。

 渡邉副理事長 ご指摘の箇所は国の公的責任のことで、決議に明記したい。集団的自衛権についても文言を追加したい。

 門祐輔代議員(綾部) 集団的自衛権については、国民の関心も高いので、決議項目の一番目に記載するのが適切ではないか。

 渡邉副理事長 今現在、国が抱える一番大きな問題と認識しており、決議項目の順番も検討したい。

 八木晴夫会員(宇治久世) 決議項目は、「次の項目を要求する」の方がいいのではないか。

 渡邉副理事長 「次の項目を要求し決議する」に変更したい。

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